今日は、私の撮る写真で最も使用頻度の高いレンズ「EF28-105mm F3.5-4.5 USM」について書いてみます。
このレンズは、銀塩カメラ「EOS55」がまだ現役だった頃、キットレンズの次に購入したレンズで、当時から「カメラを持って出掛けるときはとりあえずこの一本」を付けて行くという主力機材でした。もちろん、デジタル一眼に移行してからも主力の座は健在であり、このブログに掲載している写真のほとんどは、このレンズを使って撮られていると言っても過言ではありません。
このレンズの大きな特徴は、開放F値がキットレンズに比べて若干明るく、屋外はもちろん屋内でもそこそこ撮れることが一番の利点であり、キットレンズにはないずっしりとした高級感や、超音波モーターの搭載で、ついついカメラに付けっぱなしにしてしまうほど使い勝手の良さがあります。私が購入した頃はもう少し高かった気がしますが、発売からかなり経っている(1992年初登場)ため、今では中古で1万5千円程度で入手することもできます。
逆にこのレンズ最大の弱点は「逆光」と「白飛びしやすい」点で、屋内撮影であっても白いレースのカーテンが引かれた窓をバックに撮影する時などは、露出補正が欠かせません。また、こちらのサイトによれば広角側の解像度に若干の甘さがあるとの記述が見られますが、確かに記念撮影などで使用すると、いま一つ物足りない絵になってしまうことがあり、広角を多用する風景写真にはあまり向かないかもしれません。さらに、レンズ内手ぶれ補正「IS」も非搭載のため、暗い場所での撮影では、シャッタースピードにも気を配る必要があります。
・・とまあ、こうして書くと「なんだ欠点ばかりじゃないか」と思われるかもしれませんが、なによりこのレンズは露出補正やシャッタースピードと絞りの関係など、当時カメラのいろはを勉強するの役立ちました。撮り直しの容易なデジタル一眼で使うと、今でも考えさせられることがあります。確かに新しいレンズはどんどん発売されていますし、写りもますます良くなっていますが、ちょっと古いレンズを安く手に入れて(もしくは、昔使っていたレンズを再利用して)自分のモノにしていくことができるのも、デジタル一眼レフの魅力のひとつなのかもしれません。
「EF28-105mm F3.5-4.5 USMで撮影された写真も、是非ご覧ください」
http://photos.restspace.jp/search/label/EF28-105mm%20F3.5-4.5%20USM
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