2013年2月13日水曜日

Lightroom4で「焼き込み」を試してみる

先日公開したみなとみらいの夜景写真ですが、曇り空での撮影のため照明が空の雲に反射してしまい、不自然に空が明るく写ってしまうという残念な結果になってしまいました。後日、この写真をどうにか補正できないものかと色々調べていると、Lighroom4の場合は段階フィルターや補正ブラシによる「焼き込み」でかなり改善できることが分かりました。

Lightroom4を導入してからというものの、私の撮影はその場で写真をデーターで渡すなどの特殊な場合を除き基本的にすべてRAWで撮るようにしています。もちろん、このブログの写真もほとんどLightroomによる現像処理を施していますが、いかんせん機能が豊富なせいか、まだまだすべての機能を使いこなせるというレベルにはほど遠いのが現状なわけで・・。ちょうど良い機会なので「焼き込み」について調べてみました。

実際の現像結果は以下の通りです。

Before(補正ブラシによる焼き込み処理前の画像)
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After(補正ブラシによる焼き込み処理後の画像)
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補正にあたっては下の動画とサイトを参考にしましたが、その効果のほどは抜群で、気になっていた空の色を締まりのある色味に補正することが難なく出来ました。具体的な操作は露光量を控えめにした補正ブラシを使って空の部分を塗るだけです。幸いこの写真の構図は直線的な建物と空のため、空と建物を塗り分けるのも簡単でした。

<参考にしたサイトや動画など>

「Lightroom 実践力アップ講座 第22回 Lightroom 4で強化された補正ブラシ」
http://shuffle.genkosha.com/software/photoshop_navi/lightroom/8042.html
「Lightroom4レビュー 部分的な補正に段階フィルターを活用」
http://blog.goo.ne.jp/paparl/e/06e3a20371fb55bb73abca84b09240dc
「ターゲット調整 プログラム: 旅写真のPhotoshop Lightroom活用方法」
http://tv.adobe.com/jp/watch/lightroom-for-travel-photography/14574/



それにしても、Lightroomを使うようになってつくづく思うのですが、使い方を覚えるほど

巷にあふれる商業写真が信用できなくなる

こと請け合いです。もちろんレタッチ以前にもライティングや撮影者の腕は欠かせない要素なのでしょうが、Lightroomに加えてPhotoshopを組み合わせれば、例えばモデルさんのシミやシワを消したり、そもそも撮影地だって合成できてしまうだけに、私たちの知らないところで色々な細工が行われているんじゃないか。と想像力をかき立てられてしまうのは私だけでしょうか。

余談ですが、卒業アルバムなどを制作する学校写真の業界では「茶髪の黒髪化」や「不登校生徒の集合写真への合成処理」は当たり前に行われているんだとか・・。便利な世の中ではあるけれど、スゴい時代になったものです。

2013年2月12日火曜日

リア充の街、みなとみらいで夜景撮影

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前回は「CP+ 2013」の記事を書きましたが、今回の横浜行きをわざわざ一泊二日の泊まりがけの日程にしたのには理由があります。・・それはズバリ「みなとみらいの夜景を撮影する」こと。当日はあいにくの曇り空だったため、照明が空に反射してしまい綺麗な夜空とは言えない残念な感じになってしまいましたが、私自身おそらく横浜に来る機会は今後もあまりなさそうなので、そこは我慢しつつ撮影を始めました。

まずは定番とも言える赤レンガ倉庫から撮り始めます。

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定番スポットだけあって、そこそこの出来映えな写真を簡単に撮ることができます。

ただひとつ気になるのは、赤レンガ倉庫は夜景の定番でもあると同時にデートスポットの定番でもあるということ・・。当然ながらカップルの数も多く、リア充が苦手な私としては少々居辛い場所でもあります。歩いている人は夜でも昼でも長時間露光さえすれば消せますが、こういう場所で三脚を立てて一人撮影していると「ねえ、あの人なにやってるの?」と言わんばかりの怪訝な視線を浴びせてくるのもカップルだったりするので、タチが悪いです。

参考資料:「リア充の消し方」アキバフォトグラフィ
http://www.akibaphotography.net/archives/671

・・これだからリア充は嫌いなのです。


気を取り直してみなとみらい方面に歩いて行くと、ランドマークタワーや観覧車が見えてきます。

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上の写真は、元々アーバンな感じを出すためにかなりホワイトバランスを低くして撮影したのですが、悩みに悩んだ末、結局RAW現像の段階で無難な色合いに戻したものです。昼間に撮る静物撮影は、何かしら白っぽいものが写っていればそれをホワイトバランスの目標にできますが、夜景の場合はそうも行かないのでどうすれば良いのやら・・。

バルブ撮影は去年花火を撮りに行って以来なので、まだまだ経験値不足のようです。

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ちなみに、本当はこの後大桟橋に向かってみなとみらい地区の全景が見渡せる夜景を撮りたかったのですが、歩いていると突然、目の前の赤レンガ倉庫のイルミネーションが消灯してしまいました。どうやら赤レンガ倉庫の照明は12時を過ぎると全部消灯してしまうようで、みなとみらいにおける夜景撮影のタイムリミットでもあるようです。

ただ、実際にはランドマークタワーなどの各ビルの灯りも10時を過ぎたあたりから消え始めるので、夜景を撮るなら夕方くらいから出掛けるのが良さそうです。(私の場合はCP+に参加した後、ホテルにチェックイン後一度休憩し夜9時を過ぎてから出発しましたが、さすがに遅すぎたようです。)またみなとみらいに来る機会があれば

・ 夜景撮影は事前の天気をよく下調べしてから来ること
・ お目当ての夜景が消えてしまわない夕方頃から撮影を始めること
・ 街にあふれるリア充に負けない心の準備(笑)をしてから来ること

この三つの教訓を是非とも生かしたいものです。

2013年2月11日月曜日

CP+ 2013に行ってきました #1

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先週は、昨年から注目していたカメラと写真の総合展示会「CP+ 2013」に行ってきました。

元々は一日だけ行くつもりだった「CP+」ですが、今回私はせっかく横浜みなとみらいまで行くのならと、金曜日の午後から現地入りし開催二日目の展示を見学した後で、その日は桜木町駅にほど近い東横インに宿泊。夜はみなとみらいの夜景を撮影し、次の日の午前中から開催三日目の展示を見学して会場を後にし、午後からは帰り道の羽田空港に寄り飛行機撮影という「撮影づくし」の小旅行プランとしてみました。

今年の「CP+」は目立った新製品の展示が少なく、愛好家の間ではあまり面白くなかったと言われているようですが、この手のイベントに参加するのが初めてな私には、その場に居るだけで楽しめました。もちろん展示品を触ったりすることは家電量販店でもできますが、プロ向け機材は量販店といえどもなかなかお目にかかれないものなので、メカっぽいものを見るだけで惚れ惚れしてしまう機材オタクな私としては、まさにうってつけのイベントではないでしょうか。

・・というわけで、第一回目の記事は総合ゾーンに展示された大きめの企業ブースの写真を紹介します。


キヤノン(Canon)
私も日常的に愛用しているメーカーということで、二日間に渡って何度も立ち寄ったブースです。おなじみのEFレンズのディスプレイや技術展示、参考展示品を含む超望遠レンズの体験コーナーなどがありました。なかでも新製品のEOS 6DとPowerShot Nのコーナーは大人気で、二日目になってやっと触ることができました。

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ニコン(Nikon)
私はニコンユーザーではないので正直「ニコンのカメラはさっぱり分からない」のですが、展示はキヤノンよりも美しい印象がありました。よくニコンのカメラは頑丈だと言われていますが、国際宇宙ステーションの公式記録カメラに採用された機材が展示されていました。言われてみると、この手の特殊用途に関してはキヤノンよりもニコンの機材が採用される話をよく耳にするような気がします。

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ペンタックスリコー(PENTAX / RICOH)
ペンタックスといえば、膨大なカラーバリエーションのあるQ10のディスプレイが目を引きました。他のカメラ展示はブースが小分けにされており、カメラ一台につき説明員の人が一人付くようなマンツーマン仕様になっていましたが、冷やかしで触りに行くのはちょっと気が引ける感じでした。

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パナソニック(Panasonic)
イベントブースがファッションショーのステージ風だったりと、個性的なディスプレイがひときわ目立っていました。そういった配置のせいか、ニッシンジャパンのブースと並んで、コンパニオンの一大撮影スポットになっていました。

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ソニー(SONY)
とあるビデオブロガーさんの影響で、最近その存在が気になるαシリーズのシステム展示が美しかったです。キヤノンの白レンズのデザインを洗練させたような「Gレンズ」のラインナップが気になりました。ソニーの「他社のデザインの良いところを、自社製品にうまく反映して製品化する」のはもはやお家芸と言ってもいいかもしれません。

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シグマ(SIGMA)
シグマといえば気になるのはやっぱりコレ。「APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG」です。でも、超望遠レンズ体験コーナー入り口の一番手前にコレが展示されていたせいか、入り口の混雑原因のひとつなっていたような…。

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富士フィルム
いかにも「イメージショットを撮ってください」と言わんばかりの展示が多かったのがこのブース。こういう絵になる展示品の周りには、常に撮影者が群がっていました。今ではすっかりめずらしくなってしまったフィルム機の展示もしっかり行っているあたりが、さすがフィルムメーカーといったところですね。

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タムロン(TAMRON)
高倍率ズームレンズとマクロレンズの展示が目立っていたタムロンブース。そこそこ気になるレンズメーカーではあるのですが、キヤノン純正とズームリングの回転方向が逆なこともあってか、まだお世話になったことがありません。

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オリンパス(OLYMPUS)
カメラ女子に人気のメーカーだけあって、展示会場のインテリアもなんだかやさしく、簡単なブツ撮り用小物がふんだんに設置されていたのはオリンパスのブース。キヤノンのミラーレス機「EOS M」のタッチシャッターはやたらモッサリした動作が気になり正直微妙でしたが、「OM-D」のそれはキビキビした動きに好感が持てました。

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ケンコートキナー/スリック
一眼レフカメラを持っている人なら、誰もがレンズフィルターで一度はお世話になったことがあるケンコーと、三脚で有名なスリックの共同ブース。私も「レンズを買うとケンコーのフィルターも一緒に買う」のがお約束になりつつあります。

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エプソン(EPSON)
エプソンのブースで大人気だったのがレーシングカーの展示です。私は金曜日に撮影したので多少順番待ちをすれば最前列で撮ることができましたが、土曜日曜はもの凄い人気で撮るまで大変だったのだとか。

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次回は小規模展示のスナップを紹介したいと思います。
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